マッチレポート:[関東1部]第12節 vs カフリンガ東久留米

  • 2019-12-25
  • 2020-03-17
  • Report

 


2019.12.21(土)
東京ドームスポーツセンター東久留米

SuperSports XEBIO
第21回関東フットサルリーグ1部 by PENALTY
第12節

vs カフリンガ東久留米

○ 5−3


■得点経過

1−0 木村
2−0 OG
2−1 カフリンガ
2−2 カフリンガ
3−2 坂本
3−3 カフリンガ
4−3 碓井
5−3 米谷


※筆者の速報記録の為、公式記録と異なる場合があります。予めご了承ください。

 

台風の影響で延期となったSuperSports XEBIO 第21回関東フットサルリーグ1部 by PENALTY(以下関東リーグ)の第12節のゲーム。リガーレ東京(以下リガーレ)は東京都の東京ドームスポーツセンター東久留米で、カフリンガ東久留米(以下カフリンガ)と対戦した。

リガーレの今シーズンの試合は残りあと2試合。最後までリガーレらしい戦いを期待したい一戦となった。

今節のリガーレのスターティングメンバーと登録メンバーは下記の通り。西野監督は先発の5人にNo53.柴田、No4.碓井、No5.田嶋、No9.木村、No19.森をチョイス。

 

 

 

守護神の一喝

自陣でしっかりとディフェンスを構築し、カウンター狙うカフリンガと相対する形となったリガーレは前半2分、この日最後尾に入った森からの柔らかなパスを受けた木村が、混戦の中で左足で押し込み先制。

その7分後には、碓井からのダイレクトパスに対してゴール前に走り込んだNo.5田嶋が反応。これがオウンゴールとなりリードを2点に広げるが、直後の前半10分に1点を返されると、13分にも切り替えの早いカウンターからこぼれ球を押し込まれ、2−2の同点とされる。

その後、リガーレは前半16分に絶好のチャンス。

相手のミスから敵陣ゴール前で数的有利な場面となり、No.3坂本と碓井がゴール前で相手ディフェンスとGKを見ながら冷静にパス交換。最後は坂本が落ち着いて蹴り込み、3−2と再びリードを広げる。

 

 ・・・が、一瞬で攻守と主導権が入れ替わるのがフットサルの恐しさ。

 

直後のプレーで相手の勢いに押し込まれると、こぼれ球から混戦のボールを押し込まれてすぐさま3-3の同点。

常に先行するも、チーム全体としてディフェンスがあと一歩届かずすぐさま追いつかれる展開に、タイムアウトでは普段は冷静な守護神の柴田がチームのムードを打破しようと”一喝”。

試合の主導権がどちらに転ぶかわからない展開となる中、後半へと突入する。
 

先発で先制点を決めたNo.9 木村。

  

ハームタイムでは西野監督を中心に、チームで修正点を確認。

 

待ちわびたゴラッソ

後半は開始直後から、やや守勢に回る展開となったリガーレ。

相手のセットプレイ経由のシュート、ハーフボレーの精度が非常に高く、際どいコースを何度も捉えられるが、柴田が好セーブでチームを救う。

後半5分には、”カフリンガの象徴”でもある垣本選手の強烈なミドルシュートがゴール右隅を捉えるが、柴田がセーブ。こぼれ球もDFが必死にクリアしてことなきを得る。

さらに後半7分にはCKから絶好の位置でシュートを打たれるも、柴田の再三の好パフォーマンスに呼応するかの如く、坂本がスライディングブロックで強烈なシュートをブロック。この決定機を防ぐ。

 

我慢の時間帯が続いていたリガーレの、ゴールへの想いが実を結んだのは後半8分。

相手の一瞬の隙を見逃さなかった坂本がハーフウェーライン付近からペナルティエリア(以下PA)手前にループパスを送ると、反応した碓井がトラップからゴール前にドリブルで持ち込み、相手GKの飛び出しを見ながら絶妙な左足で絶妙なループシュート。

柔らかな弾道でゴールネットの右隅を揺らして、待ちわびた勝越しのゴールを奪う。
 

勝ち越しのゴールを決めた碓井。この試合も攻守で躍動。

  

残り8秒の歓喜

 

相手との”バチバチ”な競合いもいとわず、精力的にプレーした森。

 

その後、ゴールをアクティブに狙ってくる相手に対して、苦しい時間帯が続くリガーレ。後半11分には、またしても垣本選手にDFを剥がされシュートを許すが、これも柴田が好セーブでゴールを許さない。

 

GK柴田を中心に、再三のピンチをチーム一丸となって防いだ。

 

守勢に回ったリガーレが久々にチャンスを迎えたのは後半16分。碓井が敵陣右サイドの深い位置からゴール前に折り返してチャンスメイク。走り込んだ田嶋がこれをダイレクトであわせるも惜しくもシュートは枠の上。その2分後には森の柔らかなループパスから、ゴール前に走り込んだ碓井がハーフボレーで合わせるもクロスバー直撃。

守護神の柴田を中心に最後までディフェンスの集中力を切らさなかったリガーレに、ゴールの女神が微笑んだのは残り8秒。米谷がドリブルでゴール前に持ち上がると、相手ディフェンスとGKの位置を見て、冷静に流し込み追加点を上げ5−3。

熱戦を制したリガーレは勝ち点を22に伸ばし、単独4位に浮上した。
 

残り8秒の追加点をあげた米谷。チームトップのリーグ戦11ゴール目。

 

LIGA Voice

No.3 坂本宏喜選手

 

 


Q.今日の試合を振り返ると?


常にリードしていたものの、「(ゴールを)入れて、入れられて」という展開で、なかなか難しい試合でした。その中でも最後まで、全員で集中を切らさず戦えたのが良かったです。


(前半について)
3−3という結果にも表れているのですが、ゴールを入れたあとの(ディフェンスに対する)集中力が切れていたなと思います。ハーフタイムで「次1点とったら、絶対失点しない」ということで、守備をもう1回見直そうと取り組めたのが良かったと思います。


(後半について)
ファースト、セカンドの両セットもチーム全員が守備の意識を高く持てたので、後半は失点をせずに終えることができましたし、切り替えもすごく早かったと感じています。


Q.この試合で意識していたポイントは?


これはいつも意識していることなのですが、ディフェンスしかできないので(笑)。「1対1で自分のところでは負けてはいけない」と思っていて、そこのポイント(ディフェンスや1対1の強さ)ではチームのみんなからも信頼されていると思っていますし、「僕のところに出せば、ディフェンスは大丈夫」という感覚を持ってもらっているので、ディフェンスだけは絶対に負けないという気持ちで今日もやっていましたし、これからもやっていきたいと思います。


(今日の試合はカウンター主体の激しい試合だったと思うが?)

基本カウンターとなると、前にドンドン出るのが(リガーレとしての)スタンスだと思うのですが、その中で僕の役割は前に出たあとに万が一取られたときの守備。言い換えれば、「カウンターを仕掛けて、カウンターを食らったとき」の失点を防ぐというのが僕の役割だと思っていますので、常にバランスを取ることを意識しています。

Q.今後に向けての意気込みを。


タイトルの可能性も無いですし、”消化試合”と言われてしまえばそうなのですが、こうやってたくさんのサポーターの方々に来ていただいること。それが僕たちの一番のモチベーションになっています。
一人でもサポーターの方がいる限り、それが僕たちの戦う理由になります。最終節も、応援して頂いてるサポーターの皆さんのために戦いたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。

 

  

NEXT GAME

笑顔で終わりたい、今シーズンのラストゲーム

 

写真引用:関東フットサルリーグ公式Facebook

  

2019.12.28(土)
駒沢オリンピック公園総合運動場体育館

11:00 キックオフ

関東フットサルリーグ1部 最終節
vs バルドラール浦安セグンド

 

関東リーグ1部の最終節となる次節。リガーレ東京にとっても今シーズンのラストゲームとなる。振り返ると苦しいシーズンだったかもしれないが、ラストゲームをチーム一丸となって飾り、笑顔での締めくくりを期待したい。

 

会場の情報はこちらから

 

※(お知らせ)次節のリガーレ東京タイムズはお休みします。

 

  

リガ犬の”勝手に”タイムアウト

 

Presentedby @ligaken

 

◎DJ オカノ

腰の故障のため欠場となったNo.10岡野選手がこの試合のDJを担当するも、ゴールした選手の名前が聞き取れず、観客席がまごまごしていた模様。

 

◎どことなく姫野似

試合の要所で両足スライディングを繰り出したNo.12真境名選手のスライディングの異名が ” ジャッカズ ” だったことが判明し、早くも来年の流行語大賞がアップを始めた模様。

 

◎プロフェッショナル 〜守護神の流儀〜

後半に幾度となく訪れたピンチを、信じられないセーブで防ぎきったNo.53柴田選手ですが、『(前半のタイムアウトで一喝したからには)自分が行動・結果で示さないとと思った』とプロフェッショナルな一面を披露。

  

◎タジPay

ゴール前に顔を出すことでオウンゴールを誘発し、前後半それぞれ1回ずつあった決定機を逃してしまったハットトリック未遂のNo.5田嶋選手に対し、一部サポーターから『次節 タジPay 3ポイント 還元祭 』に対する期待の声が上がっていた模様。

 

◎高望み

そんなNo.5田嶋選手ですが、試合後に差し入れられたアミノ酸が3600mgのサプリメントに対して、「(普段飲んでいるアミノ酸とくらべて)400足りないです」としきりにつぶやいていた模様。

 

 

それではまた次回お会いしましょう!  

  

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東京都葛飾区をホームタウンに活動するフットサルクラブ「リガーレ東京」を応援する非公式ブログです。

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