後半戦を見据えて
東京都葛飾区を拠点に、Fリーグディビジョン2(以下F2)で戦うフットサルクラブ「リガーレヴィア葛飾(以下リガーレ)」は、9月2日、関東近郊の施設で練習を行った。
今回は約1ヶ月間の中断期間の中で、後半戦へ向けた準備を進めるチームの様子を写真中心のレポートとしてお送りしたい。
(※以下、敬称略)
この日は照りつける日差しの影響もあり、真夏の暑さが午前中からピッチ漂う。そんな中でチームは、ウォーミングアップからシュート練習、3対3、連携の確認などを行った。
F2の前半戦を4勝4敗の3位で折り返したリガーレにとって、目標であるF1昇格を掴み取るためには、後半戦のひとつひとつの試合が、さらに”重み”を持つ。
今回はそんな後半戦に向けて、北監督と、怪我から復帰した川﨑選手にお話を伺った。
LIGA Voice
北智之監督
Q.4勝4敗での折り返しとなりましたが、前半戦の総括をお願いします。
まずは、いつもチームを応援してくださりありがとうございます。
F2が開幕して約3〜4ヶ月が経過しましたが、自分たちが目指していたポジション(1位)を(相手がいることなので)取ることができてないのが現状です。リーグ首位の(ヴォスクオーレ)仙台と勝ち点差が開いてしまっているということに関しては、やはり自分たちの勝ちの数よりも、負けてしまった数が膨れているというところがひとつの要因かなという風に考えています。
これは選手たちにも話をしていますが、まだまだ(目標に対して)数字上でも諦めていないので、後半戦も1試合1試合、目の前の試合に向かっていい準備をして、リガーレらしく戦っていくということが重要かなと考えています。
前半戦を振り返ると、まずホーム初戦の(アグレミーナ)浜松戦に勝てたことは非常に素晴らしい結果でしたし、あの時の雰囲気を継続して、ホームでもアウェイでもプレーの質を上げていくことが必要だと考えています。
(一方で)今の大きな課題としては、ゲームの中での「注意力」「集中力」 という部分です。去年に引き続きの課題ですが、そこから生まれたエラーがダイレクトに失点につながったり、結果に結び付いてしまっているような部分なので、もう1度、注意をしながら後半戦を戦っていきたいなという風に考えてます。
Q.後半戦に向けた戦い方のイメージや方向性があれば教えてください。
試合の消化数は揃っていませんが、前半戦8試合でのチームの得点数はリーグで2番目の32得点でした。ダイレクトにゴールに向かって得点を奪うというところが非常に成果として見えてきていて、その1つの理由としては、複数のピヴォを起点にしながら攻撃の幅を増やしていくことが、非常によくできてるかなという風に考えています。
一方で、得点を取ったのと同じ分だけ失点してしまうと試合が厳しくなっていきますので、どうゴールを守るかという点が課題です。相手コートでのプレス、相手の攻撃を前進をさせないプレーというのは非常に質も上がってきており、そこからのエラーは基本的にはダイレクトに失点に繋がってないので、「自陣10mでのプレーの選択」と「試合の流れを汲み取ってプレーする」という2点が、後半戦のポイントになってくると考えています。
戦い方自体は自分が就任してから一緒なんですけれども、ダイレクトにゴールに向かっていき、相手コートでアグレッシブな守備からボールを奪って素早く攻めていく部分を継続したいと考えています。
(ボアルース)長野戦に向けては、「自陣でのプレーの質」が、(前半戦の)結果に結びついている部分がありますので、「ゴールを奪う・ゴールを守る」というところに関する修正を行っています。
Q.長野戦に向けた意気込みをお願いします。
前の試合から約1か月が空いた中で、「自分たちがどういう状態に置かれているか?」ということをみんなが理解し、この暑さの中でもトレーニングを積み重ねて、コンディションが上がってきてるということはとてもポジティブです。
この試合にへのモチベーションは、私が言わなくても選手たち自身が感じていると思いますので、自分は選手を信じて、試合に対してのコンディションとモチベーションを保ちながら、いいゲームができるように準備をしていきたいと思います。
No.7 川﨑 柊音
Q.怪我から復帰された今のご自身の状態を教えてください。
コンディションという点では心肺機能的に戻ってきている感覚があるんですけど、プレー中のコンタクトの部分には、まだ怖さがちょっと残っています。ただ、ピッチ上で結果を残せる自信はあるので、恐れずにやっていけたらなと思っています。
Q.後半戦に向けてチームの状況はいかがでしょうか?
表現が難しいですが…チームとしては、Fリーグを経験している選手と、経験していない選手で、フットサルに対しての考え方や細かい部分にギャップがあると感じています。自分は一応若い方だなと思っているので、若い選手とベテランの選手をうまく結びつけて、チーム全体の(クオリティを)より上げれるようにできればなと思ってますし、確実にいい方向へチーム全体として進んでいると思っているので、長野戦から結果として表せられるように頑張りたいと思ってます。
Q.ご自身の注目ポイントを教えてください。
個人的には「大きな特徴がないのが特徴」かなと思っていて、5段階だったら、3.5ぐらいのプレイはなんでもできるかなとは思っています。 例えば、一緒に出るメンバーによって、自分のプレーを変えたりする柔軟さや適応力を見ていただけたらなと思っています。
あとは仕掛けて部分チャンスを作る部分も自信があるので、そういったサイドのドリブルだったり、決定機につながるパスなどを注目していただけたら嬉しいです。
川﨑選手のプロフィールは以下もあわせてお読みください。
後半戦の戦い
リーグ後半戦の初戦。
リガーレヴィア葛飾はボアルース長野とホームの水元総合スポーツセンターで対戦する。ぜひ会場に足を運んでいただき、リガーレらしい熱い戦いに注目いただきたい。
リガ犬の”勝手に”タイムアウト
Presented by @ligaken
◎キャプテン・フジカワ
青いマウスピースと必殺の赤いグローブで、リガーレのゴール前に秩序をもたらす”キャプテン・フジカワ”ことNo1.藤川選手は、真夏の熱気が充満する練習会場のピッチにINした際、「この暑さに負けなければ、東南アジアの相手とも戦える」と、いつの日か来るかもしれない相手を想像して味方を鼓舞していた模様。
◎駅員さん
練習前、『(髪色のコンディションが悪いので)きょうは写真は撮らないでください』とリクエストしながら練習会場入りしたNo.14江本選手に対し、塩GKコーチは『きょうも(髪色は)平常運行です〜。』と駅員と同じテンションで対応し、ピッチの白線の内側まで誘導した模様。
◎お兄ちゃん
塩GKコーチの情報によると、リガーレOBでもあるNo.14 江本選手の兄の直輝氏が、現在も「浮間舟渡」を「うきまふなわた」と認識していることが判明。
※過去の経緯はこちら。
それではまた次回お会いしましょう!
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東京都葛飾区をホームタウンに活動するフットサルクラブ「リガーレヴィア葛飾」(以下リガーレ)のトップチームの活動や試合レポートを中心に、リガーレの「今」と「人」にフォーカスをあてた情報を発信していきます。
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