Fリーグ2023-2024 ディビジョン2 第2節。東京都葛飾区を拠点に活動するリガーレヴィア葛飾は、6月17日、ホームの水元総合スポーツセンターでアグレミーナ浜松と対戦した。
(※以下、敬称略)
当たり前じゃない
Fリーグ2年目の戦いが始まったリガーレヴィア葛飾(以下リガーレ)。F2優勝・F1昇格を目指す中で、開幕戦で勝ち点を挙げることが出来なかったリガーレにとっては、この最初のホームゲーム開幕戦は、目標へ前進する意味でも重要な一戦。
試合前、北智之監督が選手たちに語りかける。
今日の試合。まず重要なことは、ホーム開幕戦だということ。
自分たちがこのウェアを着て、エンブレムをつけて戦うってことは当たり前じゃない。
今日は自信を持って戦おう。
お客さんが何人来るかまだわからないけれど、どんな状況であってもアグレッシブなプレーを見せて、まずみんながピッチの中で戦うこと。個人としてもチームとしても、全ての面で相手を上回っていくことを意識して、集中してゲームに臨んでいこう。
そして必ず、勝ち点3を取ること。
そこだけを考えて全員が行動して、自分の最初のプレーや目の前のワンプレーを大事にしてゲームを進めていくことが大事。ピッチに入ったら、とにかく集中、集中。
(※具体的な戦術の話を踏まえて)
この試合で自分たちが見せたいプレーは、「相手の自由を奪って、ボールも奪って」「シンプルにフィニッシュ」。自分たちはそれを狙って、タイトにタイトに、アグレッシブに守備に行くことーー。これが出来るか出来ないかが、この試合の大きな分かれる道になると思うので、まず全体的に守備から入ろう。
今の話を頭に入れて、守備も攻撃も足を止めないで、運動量多く、アグレッシブに戦っていきましょう。ここから徐々に上げて、集中力を高めて高めて、(試合開始の)笛がなった時には100パーセントの力を出せるようにしていきましょう。…OK?さあ行こう!
リガーレのスターティングメンバーは、ゴールキーパー(GK)No.21石崎。フィールドプレイヤー(FP)はNo.4平井、No.9森岡、No.10高橋、No.18黒田。
バチバチの20分
今シーズンから声出し応援が戻ってきたFリーグ。
試合前からリガーレ、アグレミーナ双方のサポーターの熱量の高い声援が、ピッチの”戦いの温度”を高めていた中、試合はいきなり動く。
第1ピリオド(以下前半)開始早々、相手ペナルティエリア内に侵入した黒田が倒されペナルティキックを獲得。
これを黒田自らが冷静に決めて、幸先良く先制に成功する。
その後も前線の高い位置からアグレッシブに、圧力を強めるリガーレ。
前半5分にはこの日初めての決定的なピンチを迎えるが、石崎が気持ちのこもったセービングでチームを鼓舞。
互いの負けられない気持ちがぶつかり合う中で、その後は一進一退の攻防が続く。
前半の終盤にミドルシュートで失点を許し、一時スコアを振り出しに戻されたリガーレだったが、前半残り1分を切ったところで、相手の攻撃のこぼれ球を拾ったNo.4平井がカウンター。
そのまま相手ゴールへ直進すると、GKとの1対1を冷静に制して2-1。再びリードに成功する。
両チームの”勝ち点3”への執着心が、球際とワンプレーワンプレーに乗っかった”バチバチの20分”。リガーレは1点リードで残り20分へと折り返した。
勝つための準備
ハーフタイムの控室。
前半のかすかな”余韻”と、”あと20分”への意識が混在する空気感が漂う中、北監督は後半に向けて、勝つための準備を語りかけた。
まずは前半ナイスゲーム!
(同点から)よくカウンターで取り返した。らいー(平井)が最後シュートを打ったけど、あともう1枚、ゴール前に走ってたのは…トモキ(黒田)!よく走った!ナイスラン!
(※控室に響き渡る全員の拍手)
ああいう場面ではやっぱり走ることが大事。相手にボールを持たれたり、押し込まれるシーンもあるけど、自陣から(攻撃に転じて)カウンターで走ろう。
(※具体的な後半の戦い方を踏まえて)
頭をクリアにして、自分のマークを見失わないこと。
そして仲間を助けること。
相手コートでボールを失っても、前側で切れる分には何も怖くない。後半はただ”蹴る””投げる”じゃなく、シンプルに相手の意志、ターゲットを見てプレーしよう。OK?さあ戦おう!
最高の幕開け
ピッチと会場の”温度”の高まりをさらに感じる、第二ピリオド(以下後半)。
攻撃の色を強める相手に対して、前半から引き続き、集中したディフェンスを見せるリガーレ。そして守備から攻撃に転じる姿勢を、チーム一丸となって実践する。
どちらに流れが傾いてもおかしくない、ピッチからヒリヒリするような感覚が伝わってくる後半、残り5分。
リガーレは速攻に転じようとしたNo.15木村が倒され、相手選手が退場。
数的優位に立ったリガーレは、パワープレー(以下PP)で追加点を狙いに行くと、森岡のシュート性のパスから、対角のゴール前に走り込んだ芝野が押し込み、喉から手がでるほど欲しかった3点目を奪う。
その後は選手を入れ替えながら、パワープレーを凌ぐリガーレ。
さらに終了間際には、平井がPP返しでゴールネットを揺らし4−1。
リーグ開幕戦こそ落としたものの、今シーズン初のホームゲーム開幕戦の接戦を制したリガーレは、”最高の幕開け”と勝ち点3を手に入れた。
リガーレらしさ
声援に包まれた久々の水元のアリーナの”温度”を感じて、筆者はある試合を思い出した。
ーー今から約4年前の、2019年6月22日。
当時まだ「リガーレ東京」だったクラブが、ここ水元で戦った関東リーグ1部の開幕戦。
そういえば、あの日も声援を歓声に変えたのは、当時のNo.4、碓井孝一郎(サスーン)だった。
そしてあの試合は、熱くて泥臭い、”リガーレらしさ”が随所に詰まった一戦でもあったーー。
ーーそんな記憶を辿っていた、ヒーローインタビューの途中。
クラブの象徴として、”リガーレらしさ”を纏って戦い続けた松浦英(現・オーバー40監督)がふと視界に入る。
4年前の”あの日”を思い出した筆者は、どうしても松浦に聞いてみたくなった。
『今日は”リガーレらしい”戦いでしたか?』
ーー口数こそ少なかったが、松浦はかすかな微笑みが浮かべ、”新世代”の選手たちとサポーターを見上げながら、こう呟いた。
『そうだねーー。リガーレ”らしかった”。』
LIGA Voice
北智之監督
Q.今日の試合を振り返ってください。
まずホーム開幕戦ということで、非常にたくさんの方にご来場いただき、勝利を届けることができたのが非常に嬉しく思います。今日の試合も地元の葛飾・水元で、みなさんと一緒に勝利を分かち合うために戦ってきましたので、まずは試合の内容云々よりも、ここで勝利を届けることができたのが、一番の収穫だったかなと考えています。Q.今日のゲームプランと、マネジメントで意識した点を教えてください。
我々は先週の(ボアルース)長野さんとの開幕戦で、大事な一戦を落としてしまいました。とはいえリーグは始まったばかりなので、モチベーションや選手たちの取り組み、自分たちのプレーのモデルは変えずに今日の試合に臨みました。「攻撃も守備も、メンタル的にも、自分たちの特徴を出しながら戦っていこう」と選手たちに伝えました。結果として特に1点目は、相手コートでボールを奪ってチャンスを作って得られたPKだったと思います。他にも、自分たちの守備から攻撃に転じる切り替えがよくできていましたし、 最後の最後まで粘り強い守備ができたことは収穫だったと思います。
また、(アグレミーナ)浜松さんの機動力が当初のイメージよりもより高かかったので、後半の立ち上がりから少し守備のスタイルを変えて、マークをはっきりするというような多少戦術的な変更も行いました。選手はよく理解してプレーをしてくれて、ゴールも奪うことができたので、非常に選手たちの取り組みを評価したいなという風に考えています。
Q.監督自身の今の気持ちと、サポーターへのメッセージをお願いします。
ホームで勝つことが非常に重要であると同時に、ホームで試合ができることに感謝しています。今シーズンは水元でのホームゲームも多く、”ホームでの強さ”というのは、(F1昇格に向けて)鍵になってくると考えていますし、目標達成のためには確実に勝ち点3を取っていくということがポイントになるので、ホームでのリガーレの強さというのを見せつけていきたいと考えています。
そして、今日もスタンドにたくさんのサポーターの方々が来てくださりましたが、皆様からの大きな後押しを、選手たちのプレーと勝利でお返しできるように戦っていければと思います。
次節は愛媛遠征になりますが、F1昇格を目指すクラブとして、相手がどこであっても、チャレンジャー精神を持って、目の前のプレーに集中して戦っていきたいと考えています。
引き続き応援の程、よろしくお願いいたします。
No.4 平井雅大
Q.今日の試合を振り返ってください。
立ち上がりの先制点が本当に大きかったのと、同点とされてから前半のうちにゴールを取り返して折り返せたのが非常に大きかったと思います。(要因として)開幕戦から1週間と限られた時間・条件の中ではありましたが、チームとして色々修正をかけたり、変化を加えたところがフィットして、得点が取れたのかなと思っています。
(後半は)前節は逆に追いかける立場で、2-3の状況から4点目を入れられてしまって勝つことが出来ませんでした。そのため、ゴール前の守備のクオリティや失点に対しての修正は、選手たちも強く意識していましたし、監督も要求していたポイントでもあったので、そこをしっかり修正して、1点差の時間を長く作れたのは、凄くチームにとってプラスだったかなと思います。Q.ご自身の得点シーン(2得点)を振り返ってください。
2点目はセットプレーからのカウンターではあったんですけど、正直相手キーパーと距離が近づきすぎていた感覚だったので、トモキ(No.18黒田)がすごく走ってくれたおかげで決まったと思っています。ああいったチャンスの時にしっかり走り切るという部分は前節の課題のところでもあったので、あの場面でしっかり2人で走ったというのが、チームとして凄く良かったんじゃないかなって思います。
(パワープレー返しの)4点目はシンプルなゴールだったので、ゴール自体であまり振り返れることがないんですが…、自分は最初パワープレーの守備に出ていなくて、ベンチで俯瞰して「どんなパワープレーをしてくるのか?」を観察していました。ピッチに出たときに冷静にプレーできた中で、自分のところにたまたまボールが転がってきて、いい状態で蹴れたという感じですね。
そしてあの時間帯は、チーム全員で「こう修正加えよう」とか、「こう思うんだけど」といったディスカッションが増えていたので、チームとしての、いい流れと成長を感じるような時間帯でもありました。
Q.リガーレで初めてのホームゲームを戦った印象を教えてください。
Fリーグ選抜でもプレーしたことがあるとはいえ、ちゃんとクラブに所属して、Fリーグのホームゲームで戦うのは人生で初めてだったので…。例えばクラブや、自分と同じユニフォームを着て応援してくれる人がいる事への心強さを率直に感じました。そしてリガーレのファン・サポーターの方の応援は、Fリーグで1番素晴らしいと僕は思ってるので、選手として間近で応援してもらえるっていうのは、素直にいちフットサル選手として、とても幸せな事だと、めちゃくちゃ感じました。
Q.今後の戦いに向けて意気込みをお願いします。
まだリーグが始まったばかりですが、今年のリガーレはメンバーが大きく入れ替わったこともあり、この連戦の試合を通して成長し、強くなっていくことが僕らとしては求められると思っていてーー。
試合の中で、今日みたいに選手同士でコミュニケーションを重ね、監督ももちろん交えて、試合の中で変化を起こして成長して、 結果に紐付けるみたいな積み重ねが、今年はすごく求められるんじゃないかなと思ってます。
そしてチーム数も少なく、「1勝」「1敗」のそれぞれの重みがあるので、今日みたいに粘り強く勝利こだわり、次のホームゲームでは、さらに成長したリガーレを見せたいと思います。個人としては、ゴールだったり守備だったりで、チームを勝たせられる選手になりたいと思ってますので、応援よろしくお願いいたします。
No.10 高橋 健
Q.今日の試合を振り返ってください。
単純にチームが勝てて、最高に嬉しいです。やっぱりホームで勝つということは、 チームにとっても、クラブにとっても、ファン・サポーターにとっても大きいことかなと思うので、それで目の前で勝てたっていうのが、チームにとっても自信につながるなと思います。(自身のコンディションとしては)昨シーズンに膝の半月板の手術をして、試合に入ってしまえば問題ないんですけど、練習が重なったりすると、不安定さはまだまだあるかな…といったところです。まあ、うまく調整しながら、しっかり試合には迎えられてるかな…という感覚はあります。
Q.ファーストセットで他の選手との連携はどうでしょうか?
コミュニケーションはしっかり取れていますし、僕らファーストセットがピッチ上でチャンスを作ったり、ピンチで体を張ってクリアすることで、ベンチだけではなく、ファン・サポーターの人たちも盛り上がってくれるっていうのを今日実感しました。そして僕たちのセットは、得点も求められると思うので、このセットでもっともっと得点を増やしていきたいですが…今日は僕がたくさん外してしまいました(苦笑)。これは僕の永遠の課題でもあるので(笑)、素直に受け止めて、しっかり練習から取り組んでいきたいなと…ずっと思っています。
Q.リガーレで初めてのホームゲームを戦った印象を教えてください。
まず水元の体育館自体がとても綺麗で、凄くフットサルがやりやすいピッチコンディションだと感じました。そして、F1にも負けない、ファン・サポーター たちがほんとにいるんだな…ということを実感することができました。
(自身を応援する声が)聞こえてきた時はとても嬉しかったですし、コロナ禍もあった中で、Fリーグでも随一のリガーレのファン・サポーターの皆さんの声で後押ししていただけるっていうのは、とても幸せなことだと思ってます。
Q.今後の戦いに向けて意気込みをお願いします。
(Y.S.C.C.)横浜時代もF2で戦って、F1昇格を経験したことがあるんですけど、やっぱりまだまだ足りない部分があると思うので、 それをしっかり言葉で伝えるのもそうですけど、プレーで体現していきたいと思っています。そうしていくことで僕自身も成長できるし、チームのためにもなるのかなと思っていて、加入した時から、意識して取り組んでます。なので、もっともっと自分自身にも、しっかりハッパをかけてやっていきたいなと思ってます。
No.23芝野創太
Q.今日の試合を振り返ってください。
今日の試合はF1昇格のためには絶対勝たないといけない試合だったので、まずは勝てたことが全てだと思っています。(自身としては)チームへの合流が遅れたことと、合流後に怪我をしてしまって、ギリギリ開幕に間に合った…という感覚なので、コンディション的には6割ぐらいかなと思っています。自分自身としては、もっともっと出来ると思いますし、コンディションもさらに上げていかないといけないとは思ってます。
Q.自身の得点シーン(3点目)を振り返ってください。
(相手が退場して)数的優位で、しっかり1点取って終わりたいといった状況の中で、ああいう形でカオルさん(No.9森岡)からいいボールが来て、あとは押し込むだけでした。チームとしてもあの追加点っていうのは大きかったと思いますし、僕個人としても(得点で)勝利に貢献できた点は少し安心しました。
Q.リガーレで初めてのホームゲームを戦った印象を教えてください。
いままでに所属していたクラブのサポーターの皆さんも、すごく熱くて良い方々だったんですけど、リガーレはサポーターの人数が一番多くて圧倒的だと感じました。ホームゲームの雰囲気も凄く良くて、選手としてもこの環境でプレーできたのはすごく嬉しかったです。応援してくれる皆さんに凄く感謝しています。
Q.今後の戦いに向けて意気込みをお願いします。まずはF1昇格ということで、リーグ1位にならないといけないので、これからも絶対どこのチームにも負けないように、みんなで力を合わせながら、 自分ももっともっと活躍して、勝利に貢献して、目標の達成のために頑張っていきたいと思います。
4シーズンぶりの景色
最後にこの試合の記事に添えて、筆者がどうしても今の”想い”を聞きたかった人物をご紹介する。
新型コロナウィルスの影響であらゆる生活様式が変わり、それはスポーツ界、そしてフットサル界にも大きな影響を及ぼした。
無観客試合、そして”声”を奪われた応援ーー。
そんな様々な意味で”失われた3年”を経て、Fリーグにもやっと、今シーズンから声出し応援が戻ってきた。
この日、選手たちが口々に語った、サポーターの熱量と、ホームゲームの素晴らしい雰囲気。
選手と同様に、この日と、この雰囲気を待ちわびてきたサポーターの中でも、ひときわ特別な想いを持っていたのが、リガーレヴィア葛飾のコールリーダーであり、リガーレの応援をリードし続ける”爆心地”の男、豊永充弘(とよなが・みつひろ)。クラブ創設時から14年以上、スタンドからチームを鼓舞し続けている人物である。
試合後のアリーナの片隅で、疲労と充実感が混在した表情を浮かべる”トヨさん”に、今の想いを聞いた。
Q. 久々の声出し応援だったが意識したことは?
今日は声出し応援が久々すぎて、「どういう感じでやってたかな?」っていう、感覚的に覚えてない人多いのかなと思って。だから、そこをうまく(声出し応援は)”こうだよ”って、一緒に応援していくことを意識したかな。例えば、選手が盛り上がる プレーをしたときには、みんなに”今、声を出して応援して行こうよ”っていうことを伝えられればなと思って。
特に前半ラスト1分で点を取った時、「ここで点取って、絶対に俺ら勝とうよ」っていうメッセージを伝えた後に、みんなでコールしてーー。
その力もあって点取れたのかな…って勝手に思ってるんだけどさ(笑)、それ以外にも後半もあの苦しい時間帯を耐えられたのは、絶対に今日、ここに来てくれた人たちの声があったから耐えられたし、逆転もできたと思うんだよね。
だからこれからも、試合を見に来てもらった時には、僕らだけじゃなくて、来た人たちみんなで一緒に応援したい。
みんなで一緒に応援するから、リガーレは面白いし、強いし、楽しい。
来てくれた人たちみんなで、楽しい空間を作っていきたいなと思ってるし、 皆さんの力がチームの勝利に必要なんで、ぜひぜひこれからも試合を見に来てほしいです。
Q.2019年以来のホームでの声出し応援の感想は?
いや〜。もう楽しいしかないよね!(コロナになってから)いいプレーがあった時や苦しい時、今まで声出したい場面があっても、そこは抑えなきゃいけない…と思ってずっとやってきたんだけど。
今日は感情を爆発させていい。自分が思ったことを言葉にして、声に出して、選手たちに”いいんだよ”って伝えられる。最高に楽しくない?
いや〜、本当に楽しかった。それ以上のことはありません。
Q.クラブ創設からずっと応援してきた中で、今シーズンは大きく選手も入れ替わりましたが、今のチームに対しての感覚を教えてください。
そうだね…。まだプレー以外の人間的な部分を知らない選手が多いし、 あまりまだ話したことのない選手が多いけど、今日のプレーを見てたらわかる通り、やっぱり”熱さ”とか、”ディフェンスで頑張る”とか、その”当たり前のようで当たり前じゃないところ”をチームのみんながやってる。
それは、このリガーレというクラブでやりたいという、強い気持ちがあって来てくれたのかなって思ってて。
今までこのクラブの先輩たちがで築いてきてくれたものを、今の選手たちもを体現してくれているんじゃないかと思ってるし、もっともっとこのチームは面白くなるな…って思ってるね。
Q.最後に選手たちにメッセージがあればお願いします。
もう、本当に1個だけーー。
一緒に戦おう。
俺たちは俺たちでも頑張るし、選手たちも頑張る。で、その相乗効果で戦っていきたい。これはとあるFクラブのコールリーダーが言ってたんだけど、俺たちは(選手たちと)ライバル同士でもあると思っててーー。
俺たちは応援を頑張る。で、選手たちはそれに負けないプレーをする。選手たちがさらに良いプレーをしたら、俺たちはそれを超えて、選手たちに負けない応援をしなきゃいけない。
だから、「応援する・される」もの同士でもあるんだけれども、一方では”ライバル”でもあると思っているから、俺は選手たちの頑張りに負けない応援をしたいと思ってます。
以上です!
ーートヨさんをはじめとした、サポーターたちの熱い想いものせて。
”声援”という大きな武器も取り戻したリガーレヴィア葛飾の戦いは、これからさらに熱気を帯びていく。
リガ犬の”勝手に”タイムアウト
Presented by @ligaken
◎ガゼッタ・リガ・スポルト 本日の採点
M.hirai 9.5
攻守での躍動と2ゴール。リガーレらしさを体現。
T.kuroda 9
先制のPKに、2点目を”アシスト”。縦横無尽。
N.ishizaki 9
気迫溢れるセービング。まさに守護神。
H.niomiya 8.5
キレのあるプレスで守備で存在感を発揮。試合内容は文句無しだが、試合前に作戦ボードを忘れて車まで取りに戻った点は次節からの切り替えが必要。
◎キャプテン・フジカワ
青いマウスピースと必殺の赤いグローブで、リガーレのゴール前に秩序をもたらす”キャプテン・フジカワ”ことNo1.藤川選手が最近が気になっている動向は、No36.二宮選手の荷物管理の模様。理由は先日、二宮選手が自らのスニーカーの置いた場所を忘れて会場を一周していた姿を目撃したため。
◎リガーレ動静
※以下敬称略
11:40
石崎、控室イン。
「こんばんは、こんにちわ、おーはようございまーす!」と、とくダネの小倉さん的なテンションで爽快に挨拶。
控え室にいた岡部、小林、黒田、徹夜明けの牛丼屋のようなテンションで呼応し沈黙。
石崎、沈黙に耐えられず、「今年のチームはこんな感じです」とワンオペで回収。
11:42
木村、控室イン。
岡部に「おい、重役出勤かよっ〜」と牛丼屋のバイトリーダー的なテンションでツッコむも、岡部、普通にスルー。
木村リーダー、シンプルに落胆。
11:45
平井、高橋が控室IN。
平井が高橋へうちわへのサインをリクエストするも、高橋は「シャワーを先に浴びたい」という理由で頑なに拒否。
平井、飛び込み営業をやっていけそうな粘り腰を発揮しハードネゴシエーションを敢行。
3回目の要請で念願のサイン記入の夢を叶えるも、高橋が誰かのサインを上書きしようとしたため、必死のディフェンスでこれをチーラ。
11:53
運営ルームにover40監督の松浦IN。汗だくのとあるスタッフにボディペーパーを差し出し「フットサルはニオイだから」と、未だかつて聞いたことのないフットサルメソッドを伝授。
11:58
運営室に挨拶にきた二宮IN。二宮を発見したサテライトの先輩ピヴォ・菊地が「あとでサインください」とリクエストすると、「今あげようか?」とポーカーフェイスを崩さず、♪yeah!めっちゃ前プレを敢行。
12:05
控室にて着替え中の石崎。徹夜明けから金曜の仕事終わりくらいまでにテンションが回復した小林に「田舎のヤンキーみたいっすよね」と言われ、カッチーンからのプッツーンが発動。バブルの匂いを一瞬漂わせる。
12:10
控室で平井が唐突に、「リガーレイケメン総選挙」の実施と、「石崎ガチで最下位ではない説」を同時提案するも、最下位争い前提で話すトーンを芝野から優しく嗜められ、軌道修正。
結果的に芝野、「リガーレで上司にしたい総選挙」上位に当確。
12:48
「今日試合かあ、、」と夕暮れに缶コーヒーが似合いそうな渋カッコいいテンションで呟く芝野。
それを見た佐々木、「シバさん、アップたまに雑ですよね」と下剋上を敢行するも、「ちゃうちゃう、あれは…」と丁寧に説明。
結果的に芝野、リガーレ理想の上司1位が確定。
12:50
控室で、芝野と森岡が談笑。2014年のFリーグプレーオフで、1人で5ゴールを決めた時の森岡の年齢がいまの自分よりも年上(35歳)だった事を知り、芝野、シンプルに驚く。
同時に「なんとなくダラダラと練習してたら、落ちる(衰退)のが早いよ」とアドバイスを送る森岡。
このまま「僕らの時代」の収録が始まりそうな雰囲気に包まれるも、試合前準備で番組が終了。
◎ HERO
試合後、「通路に出来た謎の水溜り」を巡って、No.15木村選手とNo3.佐々木選手の間で訴訟が発生。この訴訟は、結果的に佐々木選手が冤罪を主張しつつもタオルで拭き取り和解の方向で進んでいたが、その後の関係筋の情報によると、後にNo18.黒田選手がティッシュペーパー片手に現場に現れたため、三人の間にcan you keep a secret?な雰囲気が流れていた模様。
それではまた次回お会いしましょう!
「リガーレタイムズ」とは?
東京都葛飾区をホームタウンに活動するフットサルクラブ「リガーレヴィア葛飾」(以下リガーレ)のトップチームの活動や試合レポートを中心に、リガーレの「今」と「人」にフォーカスをあてた情報を発信していきます。
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