2019.10.26(土)
エスフォルタアリーナ八王子
SuperSports XEBIO
第21回関東フットサルリーグ1部 by PENALTY
第14節
vs 湘南ベルマーレFCロンドリーナ
○ 2−1
■得点経過
1−0 碓井
1−1 ロンドリーナ
2−1 碓井
※筆者の速報記録の為、公式記録と異なる場合があります。予めご了承ください。
SuperSports XEBIO 第21回関東フットサルリーグ1部 by PENALTY(以下関東リーグ)の第14節。
最近の荒天がまるで嘘だったかのような青く澄んだ空模様と、秋の爽やかな空気に包まれたエスフォルタアリーナ八王子で、リガーレ東京(以下リガーレ)は、湘南ベルマーレFCロンドリーナ(以下ロンドリーナ)と対戦した。
リガーレにとっては、順位が肉薄する対戦相手でもありながら、「リーグ後半戦の初勝利」とともに、勝ち点3を積み上げて上位へ食い込むきっかけとしたい、いわば”サバイバルマッチ”となった。
今節のリガーレのスターティングメンバーは、No.53柴田、No.4碓井、No.10岡野、No.14米谷と、累積警告での出場停止明けから復帰したNo.19森。
登録メンバー全体を見渡すと、No.2小仲、No.30関口が負傷の影響で欠場。代わりにNo.3坂本が約2ヶ月半ぶりとなる公式戦へ復帰し、No.7西野が今シーズン初のプレーイングマネジャーとしてベンチに入った。
譲れない気持ち
キックオフの笛からわずか5秒後の、相手のファーストシュートで幕を開けた前半は、両者の”譲れない気持ち”が凝縮された20分となった。
最初の際立った攻防は前半4分。敵陣でルーズボールに反応した碓井が、ペナルティエリア(以下PA)手前でミドルシュートを放つがGKがセーブ。その直後、パスミスから3対2のショートカウンターでサイドを使われてゴール前に折り返されるが、森がスライディングでカットしピンチを防ぐ。
前半6分には、自陣の右サイドを起点に攻め込まれ、相手選手に勢いにのったまま強烈なシュートを放たれるが柴田が好セーブ。
その1分後には、縦パスを受けた岡野がゴール前でGKと1対1。一度ブロックされたこぼれ球に素早く反応し、ハーフボレーで押し込もうと試みるが、ゴール左ポストをかすめる。直後にもPA付近で倒された直接フリーキック(以下FK)を岡野が狙うが、相手GKのブロックに阻まれた。
前半8分には、セカンドセットの前線に入ったNo.9木村が、自ら前を向いて仕掛け、No.24相原へのチャンスメイクで流れを引き寄せると、持ち味である強烈なシュートを放ち枠を捉えるがGKがセーブ。
前半14分には、連携ミスから相手にボールを奪われてショートカウンター。GKと1対1となるが、ここも柴田がコースを切ってピンチを防ぐ。
その後もリガーレは前線・後方のバランスを保ちながら、攻撃のリズムを整えて攻めつつ、守備では両サイドを活用してゴール前への折返しを狙う相手に対して、しっかりと引いてスペースを与えない陣形を維持。
スコアレスドローで前半を終える。
1点の重み
試合が動いたのは後半2分。
No.6清水が敵陣左サイドの深い位置で倒されて直接FKのチャンスを創出すると、岡野のパスをPA手前中央で受けた碓井が左足を振り抜き、ダイレクトのミドルシュート。ゴールへと伸び上がった鮮やかな弾道がネットを揺らし、リガーレは待望の先制点を奪う。
しかしながら、すぐさまロンドリーナも反撃。後半8分、自陣左サイド深い位置に入った浮き球のボールの混戦から、最後はこぼれ球をゴール右隅へ蹴り込まれて1-1の同点に追いつかれる。
その後、時間の経過とともに”次の1点”の重みが増してくる中、リガーレは苦しい時間帯を迎えるが、柴田、森、No.3坂本など、最後尾の選手達を中心に、チーム一丸となって気迫の守りを見せる。
ハイライトは後半13分。カウンターで攻め込まれ、PA手前での競り合いのこぼれ球をミドルシュートされるが、右隅へ飛んだ鋭い弾道のボールは、柴田が足で懸命にセーブ。
後半15分には、前線でのキープのタイミングを狙われ逆に3対1のカウンターの形を作られるが、必死に戻った坂本が”捨て身”のスライディングで、相手の縦突破を阻止して決定機を救う。
後半17分には、自陣右サイドからのキックインからPA付近でシュートを放たれるが、柴田が飛び出して面を作ってブロック。
”魂”のハーフボレー
まさに一進一退の攻防。
どちらに転んでもおかしくない”紙一重”な試合展開の中で迎えた、後半、残り時間50秒。
右サイドのコーナーキックでボールをセットした米谷が、瞬時に浮き球のパスを左サイドへ送ると、中央から流れて走り込んだ碓井が、迷いなく左足を振り抜きダイレクトボレー。
ポジショニングを修正した瞬間の相手GKの股下を抜く”魂”のこもったハーフボレーでゴールネットを揺らし、2−1。
その後、相手のパワープレーを集中したディフェンスで守りきって待望の”勝ち点3”を手にした。
LIGA Voice
No.53 柴田健司 選手
Q.今日の試合を振り返ると?
内容はあまり喜ばしいものではなかったものの、皆で欲しかった”勝ち点3”を取れてよかったと思います。
Q.この試合で意識していたポイントは?
前半から難しい試合になることはわかっていたのですが、サスーン(No.4碓井選手)が1点取ってくれた中で、「このまま1−0で終わる試合ではないな」と思っていました。前半の時点で皆の疲労が感じ取れていたので、後半は何とかして皆がつらい分、自分が踏ん張って相手の攻撃をシャットアウトすることだけを考えていました。
Q.特にプレーで意識していた事はあるか?
前節まではキーパーが踏ん張れなくて失点してしまった部分が多く、プレーが少し消極的になってしまっていた部分があったので、「このままでは終わらないぞ」という気持ちで火・木(今週)の練習に臨みました。相手に脅威を与えられるキーパーで居続けたいですし、相手に「シュートが入らないな」と思わせるぐらいのイメージで、(練習に)前向きに取り組んできました。Q.今後に向けての意気込みを。
内容はあまり良くなかったですが、勝ち点3を取ることができました。今まで負けていた分、皆の気持ち的にも勝ち点を取り戻したいという想いが強いので、この勝ちをいい”切り替え”にして、リーグと選手権を戦いたいと思います。
No.4 碓井孝一郎 選手
Q.今日の試合を振り返ると?
朝10時からのキックオフを想定し、チームとして朝の時間帯で練習するなど対策をしてきました。前節は早い時間帯で失点をしてしまい試合を苦しくしまったので、その反省を活かして前半を0−0で終え、後半の立ちがりに先制点を決めることがてきて、試合を優位に進められたのが良かったです。その後の失点は、なかなか起こり得ない難しいミスでの失点でしたが、最後に勝ち越しのゴールを取れて、勝利することが出来たのでほっとしています。
Q.試合で意識していたことは?
負けが続いていてメンタル的にも苦しい部分があったので、「今日は落とせない」という気持ちでいました。また、怪我人の影響もあり、いつもと違うセットでの出場となることを想定していたので、シンプルにプレーすること、失点しないこと、の2点を意識してプレーしました。
Q.ゴールシーンを振り返ると?(1点目)FKは直前の練習で確認していた形。岡野がいいパスをくれたのでゴールできました。もちろん、相手ディフェンスの注意を引きつけてくれたもう2人の動きにも感謝したいですし、起点となったファールをもらってくれたプレーにも感謝したいです。
(2点目)残り時間が少ない中、同点では終われない気持ちがありました。セットを崩して点を取りに行く中で、残り1分まで僕は監督のチョイスになかったので、ベンチから祈る気持ちで見ていましたが、最後の最後で交代で呼ばれ、「必ず決めなければ」という気持ちでピッチに入りました。コートに入ってすぐにコーナーキックとなり、コメ(No.14米谷選手)がリスタートを早くしようとしてるのが見えたので、自分は外に流れファーへの浮き玉のボールを要求しました。要求通りのボールを出してくれて、あとは気持ちよく決めるだけでした。結果的に監督の采配が当たったと思います。
Q.次節への意気込みを。
今日の勝ちだけでは誰も満足していないので、次も勝ちます。個人としても今節のような結果を出せるように準備していきますので、応援のほどよろしくお願いします。
photographic by @oitam3
NEXT GAME
”ライバル”のホームに乗り込んでの一戦。
2019.11.09(土)
八王子富士森体育館18:00 キックオフ
関東フットサルリーグ1部 第15節
vs ファイルフォックス八王子
次節、リガーレは八王子富士森体育館にてファイルフォックス八王子と対戦する。ともにF2を目指し、チームスタイルも似ているいわば ”ライバル” チームのホームへ乗り込んでの一戦。前回対戦では2点を先行される展開の中で一時は追いついたものの、その直後に2点を失って敗戦。今節のように先手を取る展開を目指したいところだ。
■会場の情報はこちらから
■前回対戦の模様はこちらから
※(お知らせ)次節のリガーレ東京タイムズはお休みします。
リガ犬の”勝手に”タイムアウト
Presentedby @ligaken
◎それいけ!関口くん
試合後にサポーターからの愛あるイジりを受けていたNo.30関口選手ですが、『そういう話って、新聞みたいに一部の表現が切り取られて、尾ヒレがつき、誤解されて周りにに伝わるんですよっ★』と、いきなり猛禽類顔負けの一面をのぞかせていた模様。
◎SasoonSONIC vol.2
2×3mの四角い枠に向かってNo4.サスーンがスタイリッシュに白球をぶち込むという日本三大フェスティバルの一つ、「Sasoon SONIC(通称サスソ二)」が10月26日(土)に東京都八王子市で開催された模様。”鮮やかなシュートライン” で幕を開けた今回のフェスでも終始軽快なパフォーマンスを披露。最後は自身の代表曲でもある “左足のゴラッソ feat. KOME” で締めくくり、駆けつけたオーディエンスを熱狂させた模様。なお今後も首都圏を中心に不定期で開催(予定)。入場無料。
◎アンコール
そんな大活躍のNo.4サスーンですが、試合後にとある男の子から『初めてかっこいいっていわれた!やべー!』と、今日イチでテンションがあがっていた模様。
◎ミステリー(1)
試合後、サポーターからのミステリー小説の差し入れに不敵な笑みを浮かべたNo.12眞境名選手に対し、”ミステリー・カズオ”という新しいニックネームが命名された模様。
◎ミステリー(2)
試合後、とあるサポーターから「顔でも身体でもなく、和夫くんの”スタイル”が好きなの」と意味深めな”告白”を受けたNo12眞境名選手は、なんとも表現しがたい微笑みで告白への返事を返していた模様。
◎思春期
ドフリーのトゥーキックでいわゆる”ワンチャン”を逃してしまったNo.9キム・チョンドン選手ですが、「振り向いて誰もいないと逆に焦る。ちょっとだけでいいから相手が見えていてほしい」と複雑なゴールへの恋心を吐露。
◎『それでも僕はやってない』
交代時のファウルを巡る一連のトラブルで、嫌疑をかけられたNo.6清水選手が「僕じゃないです」と勇気を振りしぼるまでのプロセスと、チームメイトの無罪を審判の至近距離で必死にアピールするも、普通に無視されてしまったNo.21藤原選手の”折れない心”を描いた作品が映画されるという噂。配給元は未定。
◎サラリーマンの鏡
先日のキラメン総選挙で約3500票の得票数を獲得し、キラメンTOP5入りを果たした”リガーレのマティーン王子”ことNo.8.菊地選手ですが、試合後のクールダウン前になぜか革靴を履いて向かった模様。
◎オサム兄やん
試合後、体育座りをしながらうまい棒を食べていた女の子にやさしく寄り添い、「うまい棒の味は何かな?」と質問したNo.19オサム兄やんですが、黙ってお菓子黙々と食べ続けられたので「なんで無視すんねん!」と、割と本気のツッコミをかましていた模様。
◎誘拐犯の手口
その後、No.4サスーンのテンションを爆上げした男の子の好感度をお菓子で釣ろうとしたNo.19オサム兄やんですが、全く振り向いてもらえず、最終的には追いかけて強制的に抱っこしていた模様。
それではまた次回お会いしましょう!
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