10月11日(日)、第22回関東フットサルリーグ2020 powered by PENALTY 1部リーグ(以下関東リーグ)の第3節が開催され、リガーレ東京(以下リガーレ)は、東村山市民スポーツセンター(東京)にてペスカドーラ町田アスピランチ(以下町田)と対戦した。
(※以下選手敬称略)
赤い波、白い波
この日のリガーレ。オスカー監督は開幕戦から同様の先発メンバー5人を起用。前節からのメンバー変更では、No.8菊池がベンチ入り。
試合は開始直後にいきなり動いた。
町田がキックオフ直後に相手GKがビルドアップからミドルシュートを放つと、そのこぼれ球を押し込まれて、リガーレはファーストプレーで先制を許す。
前半序盤から前からのプレスをかける両チーム。そしてそれが成立しない場合は一度引いた状態から再度プレスのラインを設定し、球際を強く寄せて押し返し、前のスペースからプレスをかける。
リガーレは前半7分に岡崎がポスト直撃のシュートを放つと、前半9分にも米谷がペナルティエリア(以下PA)手前から強烈なミドルシュート。これはまたしてもポストを叩いて得点とはならず。
その後もまるで”赤い波”と”白い波”がぶつかり合い、お互いの境界線をめぎぐってしのぎを削るかのような展開となる中で試合は進んでいく。
そんなリガーレの攻撃が実を結んだのは前半17分。ボールをカットしたNo.4碓井がそのまま持ち上がり、前線のNo.19大薗へ”ピヴォ当て”をすると、相手ゴールを背にしていた大薗がボールキープから絶妙な反転で抜け出すと、対角にファーパス。これを右サイドに走り込んでいたNo.4碓井が押し込んで1−1の同点とする。
さらに前半残り1分には、No.24相原が右サイド、ハーフウェーライン付近のキックインから絶妙なループパスをPA手前に入れると、No.19大薗がトラップから反転して右足を振り抜き強烈なボレーシュート。これがゴール左隅を貫き2−1。
リガーレは前半終盤に逆転に成功しハーフタイムの笛を聞いた。
一進一退の戦い
後半も前半と変わらず、お互いのプレスが”波”のようにぶつかり合う展開。そんな中でリガーレは後半3分にCKから鮮やかなボレーでゴールネットを揺らされ2−2の同点に追いつかれる。
後半8分には岡崎が突破からゴール前に低めのパスを送り、No.30関口がPA手前であわせるも相手GKが飛び出しブロック。
その後は前半の流れをそのままに、懸命に攻め、守るという次の1点をめぐる一進一退の攻防が続く。
そんな中で迎えた後半14分、リガーレは自陣でショートカウンターから2対1の場面を作られ、最後がファー詰めで2−3と逆転を許すと、後半残り2分からは碓井をGKに置いたパワープレイでリガーレは何度かチャンスを作り出すが、相手の気持ちのこもったディフェンスをあと一歩崩すことが出来ず。最終盤には第2PKを決められ2−4でタイムアップの笛を聞いた。
リガーレというチーム
前半早々に失点を許すも前半のうちに逆転。後半は一進一退の攻防の末に、今シーズン初めての敗戦となったリガーレ。
試合後、クールダウンの前にオスカー監督が選手たちに語りかける。
(今日の試合を振り返ると)先制されてから2点を取って逆転した。でも(勝負を分けた)3点目が取れなかった。
次の試合。第4節。ここで切り替えられたら、本当に強いチーム。(シーズンを通して戦う中で)チームとして必ず波がある中で、強いチームはそこを乗り越えて勝つことができる。
また次の練習から全力で取り組んで、しっかりと集中してチャンスを決めきること。
練習で120%の意識で取り組めば、試合では(様々な要因があっても)80%〜90%の力を出すことができる。でも、これが練習で100%だったら、60〜70%になってしまう。
今回負けたこと、勝ち点を取れなかったことは変えられない。次の練習、シュートやパス、パラレラなど、120%で取り組んで、今回のようにリードされた展開で追いつき、逆転ができるようにやっていきましょう。
簡単な試合は1試合もない。全ての試合が勝負。強いチームを相手に勝たなければいけない。それが勝負。勝ちたかったら、気合を入れて、全力で練習からやっていきましょう。
そして、クラブの代表でもあるNo.23高橋が口を開く。
負けたのには原因が必ずある。「これが出来たら勝ったかもしれない」「あれを決めれたら勝ったかもしれない」とか、それぞれが今日の試合で思っていることがあるかもしれないけれど、とにかくシンプルに全力で練習をやれなかったら、試合では絶対できないと思う。
個人的に気になったのは、この試合までの2週間。チームの雰囲気はよかったけど、しっかり全員が練習に取り組めていたかという視点で見ると、出来てなかったのかなと思う。
例えば他の選手が時間通りに来てアップしているなかで、練習に遅れてきて、着替えが遅くてチームに迷惑をかける…。
遅れてくるのは仕方がないよ。でも、”2時間みんなで集まって頑張って練習しよう”という中でチームに迷惑をかけているのだから、遅れてきたならそれを挽回しないと。ちょっとしたことだけど、そういう積み重ねがチームになっていくんだよ。
リガーレの歴代の先輩達が(こういうところも妥協せず)積み重ねてきて、今のチームがあるんだよ。
一瞬だよ、信頼が崩れるのは。
――でも、意識を変えるチャンスはあるんだから、変えていこう。意識を変えて取り組んで、この後の試合を全部勝てばいいんだから。
監督やトレーナーは頑張ってくれてる。あとは俺たち選手だよ。
”意識”は変えられる。
そこを各自頑張って取り組んでほしいです。お願いします。
最後に、No.4キャプテンの碓井が言葉をかけていく。
負けたら原因を探すし、こういう話し合いは絶対にあること。負けた時に振り返って、”リガーレらしさ”が足りなかったのであれば正していかないといけない。チームの誰かがストレスを抱えてるのであれば、みんなで助け合ってもう一回チームを作っていきたいと思う。
そして自分も含め、例えばシュート練習に100%で取り組めてなかったのかもしれないし、結果が出ていない中で否定はできないと思う。
でも次から全力でやれるチャンスがある。
監督が言うようにシュート練習から全力で取り組んで、トレーナーのメニューを全力でやって、(高橋)代表が言ってることをすべてやって、チームらしくなって、リガーレらしくなって…。
そこまでやった上で負けたら。
初めてそこで、”責任”の話だよ。
(選手同士で)言い方、聞く姿勢。両方が歩み寄っていけば絶対に今よりよくなる。この負けをきっかけに、またチームとして、みんなで一つになれるチャンスだよ。
俺はみんなと優勝したいし、みんなとFリーグに行きたい。
そういう想いでみんなも集まっていると思う。平日の夜中に練習して、試合して。これって、仲良くなきゃできないし、チームじゃなきゃ出来ない。
みんなでまた一つになってやっていこう。
クラブ創立から”リガーレらしさ”を知る2人の言葉。その想いをそれぞれの選手が受け止めながら、チームは第4節に向けての準備を進めていく。
リガ犬の”勝手に”タイムアウト
Presented by @ligaken
◎KEN・AIHARA
ウォームアップ中の水分補給をデザインしようと新品のミネラルウォーターに手を伸ばしたNo.24相原選手ですが、『金魚の水槽の匂い』がしたため一口も飲まずに買い替えた模様。なお、実際に金魚を飼っていた内部コーチによると、匂いは”水草フレーバー”という鑑定結果。
◎うすいくん
本日試合終盤にパワープレーでGKになったNo.4サスーン選手は試合後、『今日シュート来るかもしれないかと思って、まじ怖かった〜…。』と、純粋な少年のようにしんみりと一人でつぶやいていた模様。
◎それいけ!関口くん(1)
ウォームアップ前に、『ゆるりとした黒髪パーマ』『すらっとしたスタイル』『全身赤のトレーニングウェア』という3拍子が揃ったNo.19大薗選手を発見したNo.30関口選手は『オシャレですね★浦安の選手みたいですねっ★』と猛禽類顔負けの一面を披露。
◎タカハシ理論(1)
『自分がプレゼントしたバナナを食べないのはおかしい』と独特の理論を展開したNo.23 C選手ですが、『バナナをもらったのは俺なんだから、どうしようが俺の判断でしょ。』とNo.53柴田選手に冷静な正論を返され、最終的にはその話がなかったかのようにクローズした模様。
◎タカハシ理論(2)
『本人の前で堂々と言えば悪口じゃない』と自信満々に独特の理論を主張したNo.23C選手ですが、その場にいた秋山コーチ、石塚トレーナー、No.5田嶋選手から『直接本人に言っても悪口は悪口、裏でいうのが陰口』という正論で返された結果、最終的には不利と見て論点をすり替えて自分の主張を寄せに行ったため、最終的には『タカハシ理論は詐欺』という結論が本人含む全会一致で可決された模様。
◎それいけ!関口くん(2)
そんなタカハシ理論を微笑みながら聞いていたNo.30関口選手は、『自分がいいように解釈を変えてるだけですよね?それって詐欺師の手口ですよね★』と試合後もいきなり猛禽類顔負けの一面を披露。
◎リガーレ動静
試合終了後の帰りの車中。No.40塩、No.15江本。(以下敬称略)
17:40
江本、『俺はどこ乗ればいいですかね?』と言いながら食い気味に助手席に手をかける。塩、食い気味で『屋根』と即答。
17:42
助手席でナビをすることになった江本。『1.2km先を左です』と言った3秒後に、『あと1.1kmです』と細かく距離を刻むも、塩、音声OFFを要望。
17:43
江本、左折後に『左です』と事後ナビ。
塩、『間に合ってます〜。』と飛び込み営業に対するレスポンスで瞬時に返答。
17:44
江本、謎のナビゲーション。
『ここから先、めっちゃまっすぐです。ここは東京ですか?』
17:45
『たかきくん(No.10尻屋)とは真面目な話しかしないんですよ』と語る江本。それを聞いた塩、『俺とは不真面目な話ししかしねーじゃねーか』とキレキレのツッコミ。
17:47
『学生の2コ下と、社会人の2コ下って違いますよね〜。社会人だと2コ下って後輩とかないじゃないですか?』
と、江本力説する江本。ちなみに彼の職業は大学生。
17:50
塩、『メンバー外悔しいよな。明日サテライトの練習に行くからお前も来い』と誘うも、『弟がいるのと、バイトで行けないです』と江本が返答。なお行けない理由は社会通念上、後者のみでOK。
17:55
江本、塩の最寄り駅をスマホを駆使して検索した結果、『浮間舟渡(うきまふなわた)』と自信満々に回答。
18:02
江本、唐突に『明日ジムと授業とバイトなんですよ。』と謎のナビゲーション。
塩、『それ誰トクの情報?』と本日2度目のキレキレなツッコミ。
18:04
乗車して30分弱。初めて江本ナビが機能し左折に成功。
18:07
江本、『僕は葛西臨海公園と葛西のどっちで降りたらいいですかね?』とShiooo!知恵袋に突然の質問を投稿。
塩、シンプルに『お前が決めろ』で、ベストアンサーを獲得。
18:09
江本:『もうすぐ降りるのか…悲しいですね。』
塩:『いや、嬉しいよ』
18:10
江本:『塩さんって池袋好きですよね?でもあそこは若者の街ですよ?』
塩:『俺って池袋好きなの?あとそれを言うなら原宿だよ。』
18:12
江本:『池袋はゴールドジムがないんです。ゴールドジムとドンキホーテは最高です。葛西にはどちらもあるんですよ。黄色と黒のイメージカラーがいいですよね。あの色に引き寄せられます。』
塩:『なるほど。町田が好きってことね。今までありがとう。』
18:14
『フットサルをやってるバイトの子がいる』という理由で、職場で”関東リーグセット”を組んでフットサルをしてみたいという塩に対し、江本はバイト先のスーパーで、『レジ打ち、品出し、チーフ、発注のおばさん』の4人でフットサル啓蒙セットを検討。
18:16
江本、またしても曲がってからの『左です』ナビゲーションが発動。
塩、2回目の『間に合ってます』で、これをチーラ。
18:17
江本、『カルボナーラ食べたかったのに、このまえ食べたのがスープが入っているカルボナーラだったんですよ。なので今度本当のカルボナーラを食べにいきましょう。』という謎の発言。
塩、『お前は食にめんどくさいそうだから行きたくない』とこれを拒否。
18:20
最寄り駅到着。
江本、『今度は葛西までお願いします』という謎の上から目線で下車。帰宅。
それではまた次回お会いしましょう!
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