[ STORY ] リガーレ東京、2020シーズン始動。

  • 2020-03-14
  • 2020-03-18
  • Story

3月12日。
 

今の世間のムードが凝縮されたかのような、静かな、静かな、夜の有明。

 

その一角にあるスポーツコートで、リガーレ東京の2020シーズンが始まった。
 

終わりと始まり

 

本題に入る前に――。

その場所についた瞬間、筆者は昨シーズンのことを思い出していた。

全ての試合を見れていない筆者が振り返るのも少々お門違いかもしれないが、リガーレ東京(以下リガーレ)の昨シーズンを個人的に“3つのセンテンス”で振り返るとするならば、

 

この上ない幕開け。
 

もがき苦しんだ中盤。
 

そして、次への光が見えた終盤――。

 

といった印象だった。

 

そんな喜怒哀楽が詰まったシーズンを戦い抜いたチームも、必ず終着点を迎え、また新しいチャレンジに向かう。

プロであろうがアマチュアであろうがどんなチームにも必ず訪れる、別れと、新しい出会いを引き連れて――。

 

心地よい緊張感

 

――本題に戻ろう。

 

リガーレの2020シーズン最初の練習は、現在の体の状態を把握し、パフォーマンスを上げていくためのコンディショニングからスタート。

約30分間、コンディショニングトレーナー内部氏の指導のもと、骨盤の位置やポジション、関節や肩甲骨の使い方まで、各選手がじっくりと取り組む。

 

内部コンディショニングトレーナー(写真中央)の指導のもと、メニューに取り組む選手達。

 

各選手の身体にスイッチが入ったところで、今シーズンから監督を務める眞境名オスカー監督にバトンタッチして、ボールを使ったトレーニングに移行。

フィールドプレイヤー(以下FP)の選手たちは、シンプルなパス交換から2人の関係性を意識したコンビネーションの練習に取り組み、ゴレイロ(以下GK)陣は全身を使ったキャッチングにセービングと、それぞれ汗を流した。

 

今シーズンからリガーレの指揮を取る眞境名オスカー監督。選手やチームの状況を把握しながら練習を組み立てている印象を受けた。

  

今シーズン、さらなる活躍に期待がかかる、関口選手(写真左)と相原選手(写真右)の若手コンビ。

 

この日のGK陣では、塩選手(写真左)と柴田選手(写真右)がそれぞれのコンディションに応じてトレーニングを消化。

  

シンプルな練習を、高い集中力でこなしていく選手達。

その後、セカンドポストを意識したシュートやカウンターの練習では、互いに声をかけあいながら全選手がひたむきに攻め、そして守る。

クロスバー直撃の打痕音すらも、その雰囲気を表現しているかのように感じてしまう、清々しくて心地よい緊張感。目の前のアクションに集中し、感覚を研ぎ澄ましながら勝ちを目指すメンバーの気持ちがぶつかり合った、初日から濃密な120分の練習が終了した。

 

松浦コーチの指導を受ける菊池選手(写真左)。2対1の局面でしっかりと決めきる場面が印象的だった。

 

 

昨シーズン、中心としてチームを支えた米谷選手(写真左)と碓井選手(写真右)。今年も二人のプレーから目が離せない。

   

監督を辞めてよかった

 

練習後、メンバーに向けて今の想いを語る、西野宏太郎 前監督。今シーズンはテクニカルダイレクター兼トップチームコーチとして、リガーレを牽引する。

 

心地よい緊張感に包まれた初日の練習後。

 

「チームを信じて、若手もベテランも同じ目線で、団結して戦いましょう。」

 

オスカー監督の締めの言葉に続いて、今シーズンからリガーレのテクニカルダイレクター兼トップチームコーチに就任した、西野宏太郎前監督が口を開いた。

 

昨シーズンまで6年間監督をやらせてもらった中で、今日ここに来るまで、(自分自身が)どんな気持ちになるのか想像がつかなった。でも、今日の練習を見て『監督を辞めてよかった』と思った。このチームはもっと強くなる。

 

――時計の針が24時を回ろうとしていた有明の夜に、リガーレの新しいチャレンジの秒針が、熱を帯びながら静かに動き出した。
 

 

リガ犬の”勝手に”タイムアウト

 

Presented by @ligaken

 

 

◎ジャニー松浦

今年のチームの第一印象を聞かれた松浦コーチは、「You、今シーズンはイケメンがいないからビジュアルで勝てるかが心配だね」と、世界で一つだけの回答をしていた模様。

 

◎Kiku-My-Goal-2

そんなジャニー松浦氏から、「You、身体の向きが悪いね」と個人レッスンを受けたNo.8菊池選手は、その後ファー詰めを決めまくり、ゴール前のメインボーカルに一歩前進した模様。

  

◎ベテランの風格

シュート練習中、きれいなファー詰めを決めた選手に対して祝福の声が充満する中、No.4碓井選手は「いいぞ!ビブス逆だぞ!」と片時も離れないベテランの視野の広さを発揮。

  

◎試着室

練習終了後、トレーニングシャツのサイズを計測中のとある2人の会話が、付き合って3年目のカップルと同じだった模様。

No.4  「ねぇ、ニシ?見て?俺のシャツLだよ、L。ねぇ、ニシ!見て!」 

前監督  「う…うん。」

 

◎それいけ!関口くん

コンディショニングのお手本役を完璧にこなし、周囲から拍手喝采を受けた関口選手の笑顔が、早くも3月のリガーレベストスマイル賞を受賞した模様。

 

◎ボブ&タジー

(生徒さんの卒業式で)次の練習に来られないNo.3坂本選手に対して、No.5田嶋選手が「ボブ、卒業おめでとう」とやや雑めな言葉のパスを送ったところ、坂本選手は「俺じゃないんだけど」と全力チーラで応酬した模様。

 

  

それではまた次回お会いしましょう!  

  

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東京都葛飾区をホームタウンに活動するフットサルクラブ「リガーレ東京」を応援する非公式ブログです。

リガーレ東京トップチームが所属するSuperSports XEBIO 第22回関東フットサルリーグ1部 byPENALTY(関東フットサルリーグ1部)の試合レポートを中心に、リガーレ東京の「今」と「人」にフォーカスをあてた情報を発信していきます。

 

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